監修 医学博士 廣岡孝
医学博士 廣岡孝
(ひろおかたかし)
[略歴]
平成2年3月
名古屋大学 医学部 卒業
平成7年11月
ワシントン大学(セントルイス)医学部 研究員
以後 名古屋大学関連病院勤務
平成21年4月
静岡トレーニングクリニック 勤務
平成22年4月
静岡トレーニングクリニック 院長
[専門医等]
日本人間ドック学会(専門医)
日本産婦人科学会(専門医)
日本抗加齢医学会(専門医)
日本体育協会公認スポーツドクター 等
[所属学会等]
日本腎臓学会
日本透析学会
日本東洋医学会
アメリカ内分泌医学会 等
一般社団法人 内臓トレーニング協会 顧問
1.血液と生体電流を整えよう
フットスキッパーⅡを効果的に使用すると、人間が生まれたときから持っている自然治癒力を高めることができます。
それには、血液と生体電流という微弱な電流が全身を活発に流れていることが大切です。血液は全身の細胞に酸素と栄養を届け、生体電流は体の機能を円滑に活動させるからです。生体電流とは、心臓をはじめ胃腸や肺・筋肉、更に自律神経など、人体のすべての機能を管理している電気で体内を縦横に駆け巡っている微弱電流です。
この2つの流れが滞ると自然治癒力が衰えて体調を崩してしまいます。現在の薬中心の治療には効果的な方法がなく、一度体調を崩してしまうとなかなか円滑な流れを回復することが出来ません。
2.フットスキッパーⅡの効果的な活用方法
血液と生体電流の流れを活性化する方法は、東京大学医学部教授の田坂定孝博士によって、1957年に開発されました。先生は、神経治療の方法として低周波電流を活用し、その研究成果を著書「低周波脊髄・頭部通電療法」として発表されました。
フットスキッパーは田坂先生の研究成果を頂き、人体の様々な部位に低周波電流を通電したところ、血液も生体電流の流れも活性化することが分かり、その結果が認められて特許を取得しました。
その特許を引き継ぎ、開発されたのがフットスキッパーⅡです。フットスキッパー同様、以下3つの方法を提案いたします。
(1)脊髄通電
まず、背中にパッドを貼り、脊髄にフットスキッパーⅡの低周波電流を流します。
脊髄には自律神経が存在していますが、神経が疲れているときは刺激に鈍感で強い刺激を求めます。
また、強く流すとチクチクして不快感が出ます。
しかし、毎日適度な刺激を続けると電流の流れがスムーズになり、自律神経の働きが活発になり、不快だった体調が改善してきます。
自律神経はすべての臓器を管理していますから、その安定化は、自然治癒力を向上させ、急激に病気が改善していきます。
通電時間を長くすれば、更にそれなりの効果が期待できます。
薬万能の現代医療の中で自律神経の改善は難しいとされています。
ぜひ、体験することをお勧めします。
(2)ふくらはぎ通電
ふくらはぎをフットスキッパーの上に載せて、通電します。
1回の通電で、約5,000歩 歩いたのと同等の効果があると考えられています。
しかも、実際に歩いた時ほどの疲労感や筋肉負担がないのが特徴です。
布団の上で行うので、足腰が弱くなったり、けがや病気などでウォーキングができなくなっても効果を上げることが可能です。
なお、寝て実施することにより、下半身だけでなく上半身、更に脳の血液循環も行うことが出来るため、パーキンソン病などの脳疾患の患者さんたちにも喜ばれています。
朝晩に30分ずつふくらはぎ通電をすることで、約10,000歩あるいたのと同じふくらはぎ運動をしたことになり、身体中の血流改善を行うことができます。
(3)足裏通電
足裏は、東洋医学では内臓の鑑と呼ばれ、内臓のツボが集中しているところです。
この時、足裏全体のツボを刺激する方法と、各部位ごとのツボだけを刺激する方法があります。
弱った部位を探し出し、その部位だけを刺激することによって弱った部位を効果的に治療することが出来ます。