【プロフィール】
望月みや子は、株式会社都の代表取締役であると共に、自然治癒力を高める健康法「内臓トレーニング」の考案者です。
「内臓トレーニング」で、現代の薬万能の医療を補完し、すべての国民が「健康寿命を全うできる社会」づくりを目指して日々活動しています。
「健康寿命を全うできる社会」を目指す
2023.4 求人情報ウェブサイト 「Wantedly(ウォンテッドリー)」の取材記事より。
社長が掲げる「全ての人が健康寿命を全うできる社会をつくりたい」に込められた想いを聞かせてください。
「日本の将来はどうなるのだろうか」と疑問を抱いたことが、全てのはじまりでした。
平均寿命が延びたことで、日本では医療費の肥大化や介護保険の破綻が騒がれるようになりました。それに伴い、残念ながら介護にまつわる、夫婦、親子間の悲しい事件も起こっています。
人々が皆健康に生きていられたら、このような悲しい事件は起きませんよね。
同時に、国民が社会保障制度に甘えてきたことで、日本の医療費は年々増加傾向にあります。孫子世代への負担が増し、すでに破綻しかけている社会保障制度を心配しているからです。
これらの出来事を踏まえ、日本の将来を支えるためには「人が健康寿命を全うできる社会を作ること」が必要だと考えたのです。
ビジョン実現の一環として行っている、「意識改革」について聞かせてください。
人々に「自分の健康を自分で管理するのは当たり前」という意識を持ってもらえるよう、日々情報発信を行っています。
現代の日本では、自分の健康を他人に委ねている人があまりにも多いと思いませんか。
「体調が悪くなったら病院に行けば良い」「動けなくなったら介護を受ければ良い」と、安易に考えていますね。
しかし、医療費の急激な増大を考えると、社会の恩恵に甘えることなく、国民皆が自分の健康に十分気を付けることが大切です。
例えば、日本では、介護というと「介護者が要介護者の身の回りのお世話をする」というイメージを持たれがちです。私は、本当の介護とは「要介護者が少しでも身の回りのことを自分でできるようになるよう、介護者は自立の方法を教えるもの」だと考えています。
歩行困難の患者を車椅子に乗せて終わるのではなく、「なぜ歩けなくなったのか」を考え、もう一度歩けるようになるためのサポートをする。
これが、本来の介護のあるべき姿だと思うのです。
先ほど触れていた、医療費の肥大化についてはどのように考えていますか?
国が負担する医療費は、現役世代が支払う税金や社会保険料によって賄われています。
つまり今の日本では、「定年退職した人が、患者になり介護を受けるということは、自分の孫子のお金で治療を受け、介護を受ける」という仕組みになっています。
患者は自分の孫子のお金に生かされているという自覚を持ち、自分の健康を真剣に考える必要があるのではないでしょうか。
そこで大切なのは、自分の生き方を振り返ることだと思います。
なぜなら「健康」は自身の生き方の結果であり、行いの全ては自分の「健康」という形で返ってくるからです。
適切な治療を受けることは必要ですが、患者自身も、「健康を害したら自分の何がいけなかったのか」を思い返し、「健康を維持することを」考えて行動することが、医療費削減の第一歩だと思います。
IT化でさらなる意識改革を推し進める
意識革命について、今後は具体的にどのように進めていくのでしょうか。
これまでは60代〜70代の方々を対象に、全国各地で対面式の勉強会を開催してきました。この方法だと、双方の理解が深まり、参加者から「目からウロコでした」「よく理解できました」と大変嬉しいお言葉をいただいています。
しかし、この方法では時間や場所、人数など、さまざまな制約があり、どうしても世論を動かす力にはなりきれず、もどかしい思いをしてきました。
そこで、今後はIT技術を活用したオンラインでの勉強会を開催しようという考えに至りました。
私たちが学び、考えた「健康で生きる」ための情報に、より多くの方が耳を傾けていただければ、健康への意識改革は進んでいくと思っています。
これまで巻き込めなかった若年層にも興味を持っていただくことで、「全ての人が健康寿命を全うできる社会」に、また一歩近づけるのではないかと考えております。
最近では、新製品『フットスキッパーⅡ』がリリースされたと伺いました。
フットスキッパーⅡは、人間の血液の流れと神経の伝達機能を整えるための製品で、誰もが身体に備わった自然治癒力を自力で高めることを目的に作られた家庭用医療器具です。
人間の体には、血液と生体電気が流れていて、滞りなく流れていれば元気で生きることができます。
この身体の仕組みを再現する目的で開発したのが、初代フットスキッパーです。昨年9月末には、さらに改良を加えたフットスキッパーⅡが完成しました。コロナ禍の影響にかなり翻弄されましたので、完成した時には感無量でした。
新しい事業、新製品の販売、社内での意識改革があれば教えてください。
新しいことに取り組むには、仕事量も、勉強することも増えます。
外部の協力を得ることも視野に入れていますが、任せきりにすることはできません。
世の中には過度な残業を強いられる事も少なくありませんが、私たち㈱都のスタッフはほとんど残業をしていません。
その代わり、8時間はしっかりと働くということが前提です。
よく社員に、仕事を大事にしなければいけない理由を話すのですが、そこで意識が変わったと言われることがあります。
1日24時間のうち、睡眠に8時間、労働に8時間、残りの8時間は、生活を楽しむための自分の時間とします。
体のために睡眠をとり、自分の時間を充実させることで健康で豊かな生活が送れるのは誰でもわかることですが、それを叶えるには何が必要かを忘れています。
1日の中のたった8時間ですが、すべての時間を支えているのが、労働で得られる収入です。だからこそ、自分の仕事を大切にしなければいけないと思いますし、重要性を意識することで、仕事への取組み方が大きく変わると思うのです。
日本のために社会貢献を、お金は後からついてくる
仕事をする上で意識していることはありますか?
お金を求めて動かないことです。事業の中心を「お金」としてしまうと、行動指針がブレてしまいますから。
私たちは、社会貢献を目的として事業を展開しています。
従業員の生活を支えるためにはお金が不可欠ですが、それが目的ではない。一所懸命に事業を進めた結果、お金は後からついてくるものだと考えています。
例えば、腎臓病で内臓トレーニングに取り組んだ患者の中には、主治医から1か月以内に透析を指示されたのに半年延期したり、透析患者だった人が透析を離脱した人もいます。
このように、腎臓病患者さんの治療費や透析費用を削減できたことは患者さんの喜びであるとともに、私たちにとっては社会貢献できたという誇りでもあります。
(株)都はなぜ、社会貢献を第一に掲げるのでしょうか?
やはり、「日本をよくしていきたい」という強い気持ちがあるからです。
現代の社会保障が生まれたのは、昭和の団塊世代の人々が一生懸命働いたことによるもので高度成長の賜物です。
ところが、今の社会保障制度を危うくしているのは、少子高齢化と言われる人口減です。
働く人が非常に少なくなっています。
日本の社会保障の礎を作ってくださった彼らに私たちは感謝するとともに、これからもこの制度を守っていきたいですね。
それには、国民一人ひとりが自らの健康を守り、できるだけ介護に入らないように頑張る、いわゆる健康寿命を全うすることができれば、社会制度の維持発展につながるのではないでしょうか。
嘘をつかず、真剣に生きることを大切にしてほしい
続いて、(株)都が求める人物像について聞かせてください。
大きく分けて2つあります。
1つ目は、会社のビジョンに共感し、目的・目標を共有できる人です。会社が実現したいことを一緒に実現しようとしてくれる人には、ぜひ入社してほしいです。
理想は、今の社員の次世代も、引き続き同じビジョンを掲げて社会貢献し続けられること。
これまで築き上げてきたものが私の代で終わることがないよう、ぜひ私たちと同じ目的・目標を持った人に来てほしいです。
2つ目は、自分の人生を真剣に生きられる人です。冒頭でお話ししたように、自分の行いは良くも悪くも全て自分に返ってきますから。
真剣に生きるとは、自分を大切にすることです。
健康に限らずさまざまな知識を吸収したり、自分の悩みを否定するのではなく、原因を探って解決策を考えたりと、できることはたくさんあるでしょう。
社内でも、健康だけでなく政治や経済など、「生きる」に関わるさまざまな勉強会を開催しています。
まずは私たち自身が「生きる」ことと真剣に向き合うことが、社会貢献に繋がると信じています。
(株)都の採用について、詳しく聞かせてください。
(株)都に興味を持っていただいた方には、まず2〜3か月の試用期間を通してメンバーとして働いていただきます。まずは何事も実際にやってみないとわかりませんから。
「会社のビジョンを一緒に実現できそうか」「嘘をつくことなく誠実に業務に取り組んでくれるか」などの観点から、メンバーとしてふさわしいかどうかを判断しています。
試用期間を経て「(株)都に合っているな」と感じる方には、そのまま働いていただくという仕組みです。
最後に、(株)都に興味を持っている皆さんにメッセージをお願いします。
これから入社される方には、日本のため、そして何より自分のために働いてほしいです。
(株)都での仕事は、メンバーの生活を豊かにしつつ、ゆくゆくは日本の発展に貢献できる仕事であると思います。
(株)都のビジョンに共感し、一緒に頑張りたいと思ってくださる方に、ぜひ一度お会いしたいです。