私たちは2007年より15年間にわたって慢性病を撲滅したいと活動をしてきました。
現在、登録者数は8万人におよび、私たちが提唱する内臓トレーニングによる症状の改善、食生活の指導、病気や生活上の悩みに対するカウンセリングなど、毎月約1,700件の相談に対応しています。医師と連携しながら、定期的に勉強会を開催して健康アドバイザー制度を確立し、スタッフ育成に力を入れています。またSNSや動画による健康情報の配信など、さまざまな広報活動にも取り組んでいます!
今回は、健康アドバイザーの青島さんにインタビューを実施。仕事のやりがいや、株式会社都で働く魅力などを伺いました。
【プロフィール】
青島 理佐保(あおしま りさほ):百貨店勤務を経て、2015年8月に株式会社都へ入社。健康アドバイザーとして様々な方々に寄り添ったサポートに関わりながら、現在は動画制作にも携わっている。
求人情報ウェブサイト 「Wantedly(ウォンテッドリー)」の取材記事より。
学ぶ姿勢を大切に、新たな事柄にも前向きにチャレンジ
――青島さんのこれまでのキャリアを教えてください。
私は地元の百貨店に30年以上勤めていて、売上面でも成果を出しながら楽しく働いていました。しかし、母が肺がんで余命6か月という診断を受け、自分には介護と仕事の両立は難しいと感じ、退職を決意。母を看取り1年ほど経ったのち、50歳で初めての転職活動を始めました。履歴書を書きながら客観的に見て、これはつぶしがきかないなと感じました。年齢、パソコンスキル、全てにおいて不安が先に立っていました。
自宅から通いやすいという理由で株式会社都の面接を受けたのですが、その際に健康アドバイザーの仕事の様子を収めたVTRを見せていただいて。
そこには、首をうなだれ、歩くこともままならず、問いかけにも答えられない年配の女性と、息子さん2人が映し出されていました。ただただ画面に引き込まれ見すすめていくと、その動画は女性が顔を上げ、1人で元気に手を振りながら車に乗り込み、大きな声で「ありがとうございました」と笑顔で帰っていく姿で終わりました。自分の経験と重なり、私は思わず号泣してしまいました。同時に、このような会社があることをもっと早く知っていれば、自分自身が母を介護したときに何か違っていたかもしれない、と悔しく思いました。
――入社にあたり、不安な事柄はありましたか?
これまでいろいろな商品を販売してきましたが、「健康」の領域はいっさい携わったことがなく、右も左も分からない状態で入社しました。また、年齢も高かったため、自分の中で“これくらいできるだろう”ということができず、もどかしい思いをすることがありました。
ただ、とにかく「学ぶ」姿勢が大切だと気持ちを切り替えて、新しい事柄も前向きに勉強しようという気持ちで臨んだところ、周囲の方々が温かくサポートしてくれました。ちなみに、私の教育担当は27歳年下の1年先輩のスタッフで、とても丁寧に根気強く教えてくれました。これは当社全体として「最初はできなくて当たり前、まずはやってみよう」という社風の表れだと思います。そうして入社当初の不安は徐々に解消することができました。
「できなかったことができるようになる」プロセスが楽しい
――入社から現在に至るまでの間に、どのような経験をされてきましたか?
健康アドバイザーとして、クリニックや教室に来た方々への対応や、内臓トレーニングを実践されている方からのお問い合わせ対応などを中心に行ってきました。そのような中、一昨年、私にとってターニングポイントとなるような出来事が起こりました。私自身が“治らない”病気にかかってしまったのです。これまでも病気でお悩みの方に寄り添ったサポートを意識していましたが、病気になってから、本当の意味で健康を失った方の気持ちが理解できるようになりました。
治らない病気と診断された時、言いようのない不安が押し寄せてきました。一昨年、50日以上入院をしたのですが、会社からは「体が一番だから安静にするように」と言っていただいたものの、仕事や生活に対する不安はどうしても拭いきれませんでした。そのような矢先に、社長が「ここに戻ってくればいい、仕事があることが安心につながる」と言ってくださったのです。その言葉にどれだけ助けられたことか。
退院後は、自宅療養を経て、体調を見ながら週に2日の出勤から始めることになりました。最初の入院から完全復帰まで、約9カ月もかかりました。心が折れる日もありました。その結果体調も悪くなり何日もベッドから動けない日もありました。そんな私の長い闘病生活を支えてくれたのは、私には戻るべき場所がある。私には仕事があるという事実と、一緒に働いている仲間でした。
復帰後も入退院を繰り返したり、体調が悪いときは体を動かせない時期があったため、会社からPCでの業務を中心にすることを提案いただいて。そこで、「動画制作」の業務にも携わることになりました。具体的には、当社の動画サイトにアップする動画の企画からシナリオ作成、動画の取り込みなど、1本の動画を最初から最後まで作るという仕事に従事しています。
苦手意識のあるパソコン作業、動画作成という未知の世界。最初は大いに戸惑いましたが本数を重ねるごとに新しい作業を学び、作成に活かすことに喜びを感じるようになっています。病気が私に新しい仕事へ挑戦するチャンスをくれました。
――動画制作に関して、どのようなことを意識しながら業務に取り組んでいますか?
大きく2つあります。1つが、独りよがりにならず、視聴される方にとって分かりやすい動画にすることです。毎月、その月に合ったテーマの動画を企画していますので、時期ごとに楽しんでいただけたら嬉しいなと考えています。
もう1つが、分からない事柄は積極的に周りに聞くということです。最近は、ネットで何でも調べられますので、まずはやってみる。そして作ったものを周りの人たちに見てもらって、修正をかけるというプロセスを大切にしています。みなさん興味を持って関わってくれますし、何より「できなかったことができるようになる」プロセスが楽しいですね。最近では1本の動画制作にかかる時間も短くなってきていて、どの年齢でも、学ぼうという気持ちがあれば挑戦させてもらえることのありがたさを感じています。
仕事を通じて社会貢献に携わることができる魅力
――青島さんにとっての仕事のやりがいを教えてください。
当社は「社会貢献」を軸としている会社です。内臓トレーニングの効果や魅力をたくさんの人に伝えることが、私にとっての社会貢献だと考えています。仕事を通じて誰かの人生のお役に立てるアウトプットができることが、健康アドバイザーとしてのやりがいですね。
ちなみに、私自身も「自分の身体は自分で守る」ことが大切だと考え、当社の内臓トレーニングを実践しています。内臓トレーニングは、身体の仕組みを正しく整えていく健康法です。徐々に薬が減っていることで、その効果を実感しています。病気に悩んでいる方々に実体験を通して得た生の声を、より具体的に伝えられるようになりました。
――一方で、苦労したことや苦戦したことはありますか?
これまで一貫して販売の仕事に携わってきたため、最初は「売りたい」気持ちを抑えるのが大変でした。とにかく相手から「引き出す、聴き出す」コミュニケーション能力、聴く力が、まだまだ足りないと感じました。また、どうしても昔から物事を難しく考えてしまう習慣があり、自分が思っていた以上に仕事を“覚えられない”ことが悔しかったですね。ただ、社長から「簡単なことよ、もっと単純に考えたら」というアドバイスをもらい、シンプルに考える癖をつけるようにしてきました。
――株式会社都に入社後、青島さんのなかでどのような変化がありましたか?
正直、これまでの人生は日々の生活をただ楽しむことを重視していました。ところが、この会社に入って「社会貢献」という言葉に触れる機会が増え、自分には何ができるのだろうと考えながら、生きている意味を真剣に捉えるようになりました。行動するにあたって「それは自然に逆らっていないか」「当たり前のことに疑問を持ってみる」など、今までとは違った物事の捉え方が出来るようになりました。私のなかで一番変化したポイントです。
学ぼうという気持ちで前向きに取り組める人が活躍する職場
――今後の目標を教えてください。
自分が病気になったことを「強み」にしながら、恵まれた環境に甘えることなく、従来の仕事に加え、新しい取り組みにもどんどんチャレンジしていきたいと考えています。
当社では今後、SNSを活用したマーケティングを展開していく予定です。先日私もインスタ活用セミナーに参加し、勉強をしてきました。当社はどんな年齢、経験の人でも、学んでいこうという気持ちがあれば受け入れてくれる会社ですので、1日でも早く力になれるように学び、実践していきたいと思っています。正直、体力の衰えを感じる時もありますが、社長と私の合言葉「何事もリハビリ!」と捉え、挑戦していきたいと思っています。
――健康アドバイザーの仕事には、どのような人が向いていると考えますか?
前向きに物事を捉えられる人ですね。私自身は難しく考えてしまう面もありましたが、周りが助けてくれる部分もたくさんありますので、プラスに考えることが大事だと思います。スタッフはみな年齢も性格もバラバラですし、ものの見方や価値観も異なりますが、だからこそお互いの良いところを取り入れるように努めています。技術よりも、学ぼうという姿勢のほうが大切だと感じます。
――株式会社都で働く魅力を教えてください。
自分の意思を伝えられる社風が魅力です。勉強会やミーティングでも必ず自分の意見を伝える場面がありますし、どのような意見でも否定することなく、互いの価値観を認める姿勢が浸透している点が当社で働いて一番良かったなと思う事柄です。私自身、動画制作を始めたばかりのとき、なかなかうまくいかずに悩んでいましたが、アウトプットに対して「ここまでできたのは素晴らしい」と褒めていただくことができました。次はもっとこうしたいというモチベーションにつながり、とてもありがたい経験でした。希望を持って仕事が出来ることは、私自身の心の在り方、体の健康に大きく影響しています。人生にはまさかの坂があると、よく社長が言っていたのですが、頷きながらもまさか本当に自分に降りかかるとは、全く思っていませんでした。でもこの坂を、今、少しずつ登っていけるのは、今の環境で働いているからだと実感しています。
「病気になっても、年齢を重ねてもその経験を活かして、新しいことに挑戦が出来る会社」それが株式会社都の大きな魅力だと思います。
みなさんもあまり構えず、学ぶ気持ちでまずはトライしてみませんか。